赤血球数
読み:せっけっきゅうすう
外語:RBC: red blood cell count

 血液検査における調査項目の一つで、血液中に含まれる赤血球の数。
目次

概要
 赤血球は血液の機能のうち酸素運搬の働きを担う細胞である。
 血中の赤血球が少ないと貧血となるため一定量が必要だが、多すぎ(多血症)ても血液の流れが悪くなり血栓ができるため良くない。一定の範囲内に収まるのが良い。

特徴

検査目的
 血液検査では、少なくとも、血色素量ヘマトクリット値などと共に赤血球数を検査する。
 これによって、貧血のタイプを判断することができる。

正常値
 乳幼児は赤血球数が多いが、年と共に低下し、15歳程度で成人の値となる。
 正常値は医療機関により差異があるが、厳しめで次のような範囲とし、その前後に境界域を設けて判断することが多い。

貧血
 男女問わず、赤血球数が300万/μlを下回る場合、明らかな貧血と判断される。
 貧血の原因は、血液検査の結果から算出される赤血球恒数が使われる。

多血
 男女問わず、赤血球数が600万/μlを上回る場合、明らかな多血症(赤血球増多症)と判断される。
 血液が濃くなりすぎており、血管が詰まりやすい状態となっている。

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