かみのけ座方向に見られる棒渦巻銀河であり、低電離中心核輝線領域(ライナー)である活動銀河核である。
- 座標(2000年分点)
- 赤経: 12h 35m 26.430s (ICRS)(SIMBAD) (赤外線)
- 赤緯: +14°29′46.75″ (ICRS)(SIMBAD) (赤外線)
- 銀経: 285.692851° (SIMBAD)
- 銀緯: +76.829607° (SIMBAD)
- 所属
- 距離
- 約6300荳光年
- 赤方偏移: z=0.001644±0.000120
- 光が届くまでの時間: 約0.23億年 (z=0.001644から計算)
- 実際の距離: 約0.23億光年 (z=0.001644から計算)
- 伴銀河: (該当資料なし)
- 規模
- 直径: (該当資料なし)
- 質量: (該当資料なし)
- 光度: (該当資料なし)
- 年齢: (該当資料なし)
- 等級
- 青色等級(B): 14.63等
- 黄色等級(V): 13.57等
- J等級(J): 8.010±0.022等
- H等級(H): 7.373±0.028等
- K等級(K): 7.115±0.031等
- u(AB)等級: 14.301±0.004等
- g(AB)等級: 12.232±0.002等
- r(AB)等級: 11.374±0.002等
- i(AB)等級: 10.914±0.002等
- z(AB)等級: 10.514±0.002等
- タイプ
- 視線速度(RV)=後退速度
- 492km/s(425.1km/cBeat)±36km/s(31.1km/cBeat) (SIMBAD)
- みかけの後退速度: 492.45km/s(425.5km/cBeat) (z=0.001644から計算)
- 実際の後退速度: 492.85km/s(425.8km/cBeat) (z=0.001644から計算)
- M91
- NGC 4548
- LEDA 41934
- MCG+03-32-075
- SDSS J123526.44+142946.8
- UGC 7753
地球からの距離は約6300荳光年である。これはケフェイド変光星を用いて距離が測定された。
M91は貧血銀河(anemic galaxy)であり、渦巻銀河でありながらガス含有量が少なく、他の銀河と比較して星生成活動も少ない。
M91としては1781年3月18日(安永10年2月24日)の夜にメシエが発見し、メシエカタログに記載した。しかしその座標が誤っており実際の天体との照合ができず、メシエカタログ中で長く存在が確認できていない天体の一つだった。
ハーシェルも1784(天明4)年4月8日にこの銀河を別に発見し、これがNGC 4548としてカタログに記載された。
1969(昭和44)年、アメリカのアマチュア天文家ウィリアム・C・ウィリアムズは失われたM91を同定するべく、近くに見える銀河M89基準で赤経・赤緯を求め、M91がNGC 4548であると見いだした。メシエは、M91の位置をM58を基準に算出したが、実際にはM58ではなくM89が基準になっていたという。以降徐々にこの説が受け入れられ、21世紀現在はM91とNGC 4571は同一視されている。なおそれ以前は、NGC 4571などがM91であるとする説もあった。
関連するリンク
M 91 -- LINER-type Active Galaxy Nucleus @ SIMBAD用語の所属
おとめ座銀河団
メシエカタログ
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