M40
読み:エムよんじゅう
外語:M40

 メシエカタログ中で存在が確認できていない天体の一つ。ウィンネッケ4(Winnecke 4)と呼ばれる。
目次

天体の情報

基本情報

物理的情報

詳細情報

主なカタログ番号

天体の特徴

由来
 一般的な説としては、1660(万治3)年にヘベリウスが星雲と見誤って報告したものをメシエがカタログに加えてしまったもの、とされる。
 メシエが最初のカタログを発行しようとした時、その時点の39個ではキリが悪いと考えたメシエが、キリ良く40個にするために付け加えたもの。しかし1771(明和8)年に発行されたときには、シリウスの南にあったM41を追加し、更にキリをよくするためにM42〜M45までが付け加えられていた。

現状
 メシエが観測したとする場所には星雲も星団も見つからなかった。
 後にフリードリヒ・アウグスト・テオドール・ヴィネッケ(Friedrich August Theodor Winnecke)が近隣に二重星を発見し、ウィンネッケ4(Winnecke 4)と名付けられた。
 この二重星を見誤ったかどうかは現実には定かではなく研究の余地があるが、現時点ではこの二重星が対応するものとして扱われている。

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