M-35
読み:エム-さんじゅうご
外語:M-35
イプシロンロケット
の二段目として開発された固体ロケットモーターの一つ。開発はIHIエアロスペースである。
目次
仕様
主要諸元
燃焼特性
特徴
採用機体
性能
仕様
主要諸元
全長: 4.0m
外径: 2.6m
質量: 17.2トン
推進薬: コンポジット推進薬(固体推進薬)
推進薬質量: 15.0トン
燃焼特性
推力(真空中): 445kN
全燃焼秒時: 129s
真空中推力: 445kN
真空中比推力: 295s
特徴
採用機体
イプシロンロケット2号機
性能
イプシロンロケット試験機
で使われた
M-34c
から、約30%の性能強化が図られた。
強化型開発の目的は、イプシロンロケット2号機で打ち上げたジオスペース探査衛星「あらせ」、および経済産業省が開発している小型のレーダー衛星「ASNARO-2」に合わせたもので、初号機では性能が足らず打ち上げられないことから、開発されることとなった。
M-34cと比して、モーター経が2.2mから2.5m、推進薬質量が11.6トンから15.0トンとなった。
また推進薬も、使用するアルミニウム粉末をSRB-Aと共通化したり、充填形状を変更したりすることで低コスト化が図られている。
また、第三段の
KM-V2c
と共に伸展ノズルが廃止され、軽量化が図られている。
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