M-35
読み:エム-さんじゅうご
外語:M-35

 イプシロンロケットの二段目として開発された固体ロケットモーターの一つ。開発はIHIエアロスペースである。
目次

仕様

主要諸元

燃焼特性

特徴

採用機体

性能
 イプシロンロケット試験機で使われたM-34cから、約30%の性能強化が図られた。
 強化型開発の目的は、イプシロンロケット2号機で打ち上げたジオスペース探査衛星「あらせ」、および経済産業省が開発している小型のレーダー衛星「ASNARO-2」に合わせたもので、初号機では性能が足らず打ち上げられないことから、開発されることとなった。
 M-34cと比して、モーター経が2.2mから2.5m、推進薬質量が11.6トンから15.0トンとなった。
 また推進薬も、使用するアルミニウム粉末をSRB-Aと共通化したり、充填形状を変更したりすることで低コスト化が図られている。
 また、第三段のKM-V2cと共に伸展ノズルが廃止され、軽量化が図られている。

再検索