AMD Fusion APUのうち、第4世代AシリーズAPUの開発コードネーム。メインストリーム向けなどの高性能シリーズ。
- 製造プロセス: 28nm バルクプロセス
- CPUコア: Steamroller (SteamrollerB)
- TDP: 45W〜95W
- L1キャッシュ: (不明)
- L2キャッシュ: 2Miバイト/モジュール(A10/A8)、1Miバイト/モジュール(A6/A4)
- ソケット: Socket FM2+
※ 1モジュール=2コア
AMDは、Kaveriを3世代目のAPUとしており、Kaveriで当初想定していたアーキテクチャに到達したとしている。
- シングルスレッド性能を改善したCPUコアSteamroller
- GCNアーキテクチャのGPUコア (最新のRadeon R7/R9相当)
- CPUとGPUでメモリ空間を共有する「hUMA」技術
- 独自のグラフィックAPI「Mantle」対応
- 独自のオーディオAPI「TrueAudio」対応
省電力とパフォーマンスを両立させたプロセッサーで、Richlandの後継となる。
メインストリーム向けは「Aシリーズ」である。モバイル向けは未発表。
4基のCPU(Steamrollerコア)と、8基のGPU(GCNアーキテクチャー)を搭載した、ヘテロジニアスマルチコアのプロセッサーである。
CPUコアは今回から採用される新コアSteamroller、GPUもGCNアーキテクチャーで856GFLOPSの演算性能を持つとされる、
GLOBALFOUNDRIESの28nm バルクプロセスで製造されている。
Kaveri(カベリ/カヴェリ)は、インドを流れる川「カーヴィリ川」からと思われる。
現在の製品(発売予定を含む)は、以下のものがある(→の右側はTurbo CORE時の周波数)。
末尾Kは倍率ロックフリー版(いわゆるBlack Edition)。
- A10
- A10-7870K (4コア、3.9GHz) TDP95W
- A10-7850K (4コア、3.70GHz→4.00GHz) + Radeon R7 2??D (654MHz→720MHz) TDP95W
- A10-7800 (4コア、3.50GHz→3.90GHz) + Radeon R7 2??D (654MHz→720MHz) TDP65W
- A10-7700K (4コア、3.50GHz→3.80GHz) + Radeon R7 2??D (?MHz→720MHz) TDP95W
- A8
- A8-7650K
- A8-7600 (4コア、3.10GHz→3.80GHz) + Radeon R7 2??D (654MHz→720MHz) TDP65W
- A6
- A6-7400K (2コア、?GHz→?GHz) + Radeon R5 2??D (?MHz→?MHz) TDP65W
- A4
- A4-7300 (2コア、3.50GHz→3.80GHz) + Radeon R5 2??D (480MHz→514MHz) TDP65W
(未発表)
(先代)Richland → Kaveri → Carrizo(後継)
用語の所属
AMD Fusion APU
APU
関連する用語
Richland