野沢菜
読み:ノザワナ
外語:Nozawana

 アブラナ科アブラナ属の二年草。漬物用として栽培されている。
目次

情報

分類
 ▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。

旧階層
 古い分類法での階層構造は次の通り。

新エングラー分類法

クロンキスト分類法

生態
 ラパはアブラナやなどの原種で、この何らかの変種の変種と考えられている。
 長野県下高井郡野沢温泉村などを中心として、信越地方で主に栽培されている野菜である。これが、この地方の特産である野沢菜漬けとなる。
 アブラナ(菜の花)のような黄色い四弁の花を付ける。

特徴
 野沢菜の由来は今もって定かでは無いが、その生態から、蕪に由来する変種とみられている。
 つまり、野沢菜にも蕪のような根がある。野沢菜自体は丈が1mを越えるほどに成長するが、蕪のような根は小さく、その上美味しくもないので、蕪とは違って食用としては使われない。
 野沢菜とされる野菜は、野沢温泉村に何らかの経路で至り、これがその数を増やしたものとみられる。この村の近隣にも、類似の漬物用の蕪や漬け菜があり、野沢菜の近縁種とみられている。

再検索