統一理論
読み:とういつりろん
外語:Unification Theory
この宇宙には4種類の基本相互作用が存在する。このうち、電磁相互作用と弱い相互作用の二つをゲージ理論の同じ記述で表現(統一)しようという理論のこと。
概要
この理論では、4つの力は元々一つで、宇宙誕生から時間経過に伴い分離したとする。
- 時刻10−44秒(温度1032度)以降で、重力相互作用と他の相互作用が分かれた。
- 時刻10−38秒(温度1029度)頃に、色の力(強い相互作用)と電弱相互作用が分かれた。
- 時刻10−10秒(温度1015度)頃に、電弱相互作用は電磁相互作用と弱い相互作用に分かれた。
こうした力の統一を達成すれば、元々は一つだった力が枝分かれして進化した宇宙の謎を紐解くことになり、延いては宇宙の誕生と進化の謎が解けると考えられる。
特徴
1967(昭和42)年にワインバーグとサラムにより統一理論は達成され、この統一された力は「電弱力」または「電弱相互作用」と呼ばれている。
現在はさらに強い相互作用(核力)をも統一する大統一理論へとコマが進められている。
再検索