精巣上体
読み:せいそう-じょうたい
外語:epididymis

 雄性生殖器の一つで、精巣(睾丸)に付着する小型の器官。副睾丸(ふくこうがん)ともいう。
目次

概要
 精巣(睾丸)で作られた精子は精巣上体を通過する。
 精巣上体は、長さが数十メートルにも及ぶ一本の細い管でできている。精巣上体より伸びる精管を経て、射精管や前立腺と繋がる。

特徴
 精巣上体は、精巣に近いところから、頭部、体部、尾部に分けられ、おのおの、精巣上部に被さるのが頭部、細長いのが体部、尾部である。
 精子はこの中を数日から10日程度掛けて移動する。この間を通過する間に精子は成熟して受精能力を完成させ、尾部の精巣上体管で蓄えられる。
 精巣上体管は精管に接続され、精巣上体を出る。

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