磁化水
読み:じかすい
ペテン師が好んで用いる、健康に良いらしい物質の一つ(疑似科学)。
氷に近い構造を持った水で、様々な作用が今注目されている、らしい。
特徴
なんでも、磁力を加えることによって水分子が六角形などの結晶構造を取るようになるらしい。
しかも、
- 水の表面張力が下がり
- アルカリ性になり
- 沸点が下がり
- 細胞の浸透性が良くなる
のだそうである。そんな事はあり得ないが、それ以前に、それは既に「水」ではないと思われる。
もし実在したら
もし一億歩ほど譲って、磁気によって水の表面張力が下がり、アルカリ性になり、沸点が下がり、細胞の浸透性が良くなるものだとしよう。
業者が使うような磁石の磁力などたかが知れている。そんな磁石より遥かに強力な磁力のMRI(磁気共鳴イメージング装置=病院で使う検査装置)に、成分の70%が水である人間を入れたらどうなるであろうか。
水の沸点が下がるので体内で水は沸騰、しかも浸透性が良くなるので細胞内から水分が噴出、人間は爆発することだろう。しかもその液体はアルカリ性なので体を溶かしてしまうため、後に残るのはドロドロの液体という、あまり想像したくない状況になると思われる。
だが、現実にはそうはならない。しかし業者らの理論が正しいなら、そうなるはずなのである。
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