水菜
読み:みずな
アブラナ科アブラナ属の越年草。京野菜の一つ。京菜(キョウナ)とも。
目次
情報
分類
旧階層
新エングラー分類法
クロンキスト分類法
生態
特徴
情報
分類
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
ドメイン
:
真核生物
Eukaryota
界:
植物界
Plantae
門:
被子植物門
Angiosperm
▼: 真正双子葉類 eudicots
▼: 基幹真正双子葉類 core eudicots
▼: バラ群 rosids
▼: 第2真正バラ群 eurosids II
目:
アブラナ目
Brassicales
科:
アブラナ科
Brassicaceae
属:
アブラナ属
Brassica
種: ラパ rapa
変種: 水菜 var. nipposinica
一説では、ラパではなく芥子菜の変種(juncea var. japonica)ともする。
旧階層
古い分類法での階層構造は次の通り。
新エングラー分類法
門:
被子植物門
Angiospermae
綱:
双子葉植物綱
Dicotyledoneae
亜綱:
古生花被植物亜綱
Archichlamydeae
目:
ケシ目
Papaverales
科:
アブラナ科
Brassicaceae
クロンキスト分類法
門: モクレン門 Magnoliophyta
綱: モクレン綱 Magnoliopsida
亜綱: ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
目: フウチョウソウ目 Capparales
科:
アブラナ科
Brassicaceae
生態
日本の京都府原産の京野菜である。
関西地方
を中心に栽培されているが、現在は
東海地方
でも栽培されている。但し両者は別品種とされており、各々、関西系の品種と関東系の品種とされ用途も若干異なる。
特徴
比較的耐寒性の強い植物で、このため
冬
から
春
にかけての食材として重宝された。
臭みがなく淡泊な味が好まれ、京都では和え物や鍋などに使う。京都らしく漬け物にすることもあり、シャキシャキとした歯応えが好まれている。
最近では、生食で、水菜の
サラダ
などにも使われるようになった。関東系の品種は生食に向かないため、生食用に関西系の品種が関東のスーパーマーケットでも流通するようになった。
関東系の品種は、主として鍋や煮物などの具となる。
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