従量電灯A (関西電力)
読み:じゅうりょうでんとう-エイ

 関西電力での電力の契約の一つで、従量電灯の一つ。料金は電力利用量に応じて従量で支払う。
目次

概要
 一般家庭での利用が想定されており、電灯または小型機器を使用する需要の契約である。
 東京電力では、従量電灯Bが該当する。

特徴

条件
 2006(平成18)年4月1日より、最大需要容量が6kVA未満の契約となった。
 オール電化など特段の事情が無い限り、一般家庭はこの従量電灯Aの契約になる。

最低料金制
 関西電力で一般的な従量電灯Aは、基本料が存在しない(従量電灯Bにはある)。
 3段階料金制度となっているが、最低料金制であり、たとえ使わなくても15kWまでは一律の料金制度となっている。つまり、1契約あたりの最低額があり、これに第1段から第3段まで、使うほど単価が高くなりお得でない従量制の課金が加算されることになる。
 契約が何アンペアであっても関係なく、料金はkWhのみから計算される。

従量制
 以下は、消費税8%税込の2014(平成26)年6月現在の料金。
 1ヶ月あたりの利用量が800kWhを超える場合、従量電灯Bの方が安くなることがある。

アンペア数
 東京電力などでは契約アンペア数によって基本料が変わるが、関西電力の従量電灯Aは基本料はなく、従量の料金も変化しない。
 特に依頼が無ければブレーカーは30Aが付く。契約上、「6kVA未満」ということなので、この範囲内なら依頼すればブレーカーのアンペア数は増やせるはずである。ただ、100Vの場合は100V×60A=6kVAになるため、60Aだと「未満」にならない。50A程度までということになると見込まれる。
 なお、関西電力の場合、ブレーカー交換の料金は不明である。交換のたびに電気工事業者に工事代を払う必要があるかもしれない。また、古い家屋でアンペア数を上げる場合、単相2線式の場合は単相3線式への変更が必要で、これが結構高い(約10万円)。
 逆にアンペア数を落とすのも自由だが、関西電力はアンペア毎に基本料金あるわけではないので、電気料金は変わらないのに使いにくくなるだけで無意味である。

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