光度階級
読み:こうどかいきゅう
外語:luminosity class
恒星の分類方法の一つ。スペクトル分類で使われる。
概要
恒星を分類するのに、温度と色からなる温度スペクトル型が一般に使われており、これを元にHR図を構成する。
しかし同じスペクトル型の天体でもスペクトルの線幅や線の強さに違いが存在した。そこでもう一つの指標を併記する方法が発案された。
古くはウィルソン山式分類法が使われたが、現在はMK分類が使われている。以下は、MK分類を用いた光度階級の表現方法である。
特徴
基本的な分類
光度階級はローマ数字で表わし、細分類が必要な場合更にa、b等の添え字が付く。この分類は、結局は星の大きさを表わすのに等しい。
光度階級のうち1〜5はMK分類と共通であるが、さらに0と6〜7が拡張されている。
- O=極超巨星(Hypergiants)
- I=超巨星(supergiant)
- II=輝巨星(brightgiant)
- III=巨星(giant)
- IV=準巨星(subgiant)
- V=矮星(dwarf)または主系列星(main sequence)
- VI=準矮星(Subdwarf)
- VII=白色矮星(White Dwarf)
表現方法
例えば太陽はスペクトル型がG2で、光度階級はV(矮星)である。
MK分類ではこれをG2V型と表現する。
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