リボソーム
読み:りぼそーむ
外語:ribosome
細胞の細胞質内にある、mRNAの遺伝情報を読み取り蛋白質へと変換する「翻訳」を行なう細胞内小器官(オルガネラ)。
概要
リボソームは、原核生物、真核生物を問わず、あらゆる生物の細胞内に存在する。
あらゆる生物はDNAで遺伝情報を記述しているため、それを読み取る装置としてリボソームは存在している。このことから、リボソームは、細胞が成立するよりも前から存在していたと思われる。
特徴
分類
リボソームは、存在位置によって大きく二つに分類される。
- 膜結合リボソーム ‐ 粗面小胞体(rER)に付着
- 遊離リボソーム ‐ 細胞質中に存在
構造
リボソームは、数本のRNA分子と50種類程度の蛋白質からなる巨大なRNA・蛋白質複合体である。全体として大小2つのサブユニットから構成されており、古細菌と原核生物はそれぞれ50Sサブユニット、30Sサブユニット、真核生物はそれぞれ60Sサブユニット、40Sサブユニット、と呼ばれている。
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