マーズ・グローバルサーベイヤー
読み:マーズ-グローバルサーベイヤー
外語:MGS: Mars Global Surveyor

 アメリカNASAの火星探査計画。
 名前サーベイヤーは英語で測量士の意であり、その名の通り火星軌道を周回しながら地形を詳しく調べることを目的とした。
目次

任務
 この計画は二機構成の火星探査計画で、後に打ち上げられたパスファインダーに先立つ続く最初のミッションである。
 1996(平成8)年11月7日、ケネディ宇宙センターからデルタIIロケットで打ち上げられたこの火星探査機は、ヴァイキング2号、実に21年ぶりに火星の周回軌道に乗り、上空から地表の様子を撮影した。

特徴、実績
 かつて、1976(昭和51)年に探査機ヴァイキング1号が撮影した北緯40°、西経6°の位置の画像中に「人面岩」があり、火星人による人工建造物ではないかと騒がれた。
 今回の探査では、もちろんこの興味深い岩の再調査も課題であり、そしてマーズ・グローバルサーベイヤーに搭載されたカメラ(MOC)で同地形が再び撮影された。
 その結果は残念ながら(?)、実は何の変哲もない岩であり、人面に見えたのは太陽光の入射角によるものであることが判明した。

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