プランク
読み:プランク
外語:Planck

 欧州宇宙機関(ESA)の宇宙背景放射観測衛星。
 衛星の名は、1918(大正7)年にノーベル賞を受賞したドイツ人物理学者マックス・プランクにちなんで付けられた。
目次

概要

基本情報

沿革

仕様

特徴

探査計画
 2000(平成12)年にESAの第三次中規模計画(M3)として計画された。
 2008(平成20)年7月頃に打ち上げ予定として開発され、2009(平成21)年5月にハーシェル宇宙望遠鏡と共に打ち上げれらた。
 この衛星は、宇宙の全方向より降り注ぎ、137億年前のビッグバンの名残とされる微かな電波「宇宙背景放射」をかつてない精度で観測し、分布図を作成するのが目的である。
 これによって、宇宙の正確な年齢、宇宙の膨張に重大な影響を及ぼすと考えられている謎のエネルギー「ダークエネルギー」の正体解明などを目指すとしている。

搭載機器
 観測のため、1.5mの主鏡で微弱電波を受信する。

技術情報
 このカテゴリーの衛星は、世界で3番目である。
  1. COBE (NASA、1989(平成元)年)
  2. WMAP (NASA、2001(平成13)年)
  3. プランク (NASA+ESA、2009(平成21)年5月)

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