フェムト
読み:フェムト
外語:f: femto
国際単位系のSI接頭語の一つ。10の−15乗の意。1000兆分の一。記号は小文字で「f」である。
概要
用途
ピコの1/1000、アトの1000倍である。
古典にみられる単位の「須臾」(しゅゆ)に相当する。
時間のf秒(フェムト秒)などの利用例があり、このような短期間でパルス光を出すことによる超高速通信技術が研究中である。ちなみに1フェムト秒で光が進む長さは0.3μmである。
由来
femtoは北欧語で15を意味するfemtenを語源とする。
一覧
SI的に可能性のありそうな単位は次の通り。実際には、その殆どは使用実績が無い。
- 基本単位
- fm ‐ フェムトメートル (長さ)
- fg ‐ フェムトグラム (質量)
- fs ‐ フェムト秒 (時間)
- fA ‐ フェムトアンペア (電流)
- 組立単位
- fHz ‐ フェムトヘルツ (周波数)
- fN ‐ フェムトニュートン (力)
- fPa ‐ フェムトパスカル (圧力・応力)
- fJ ‐ フェムトジュール (エネルギー・熱量)
- fW ‐ フェムトワット (仕事率・工率)
- fC ‐ フェムトクーロン (電荷・電気量)
- fV ‐ フェムトボルト (電位差・起電力)
- fF ‐ フェムトファラッド (電気容量)
- fΩ ‐ フェムトオーム (電気抵抗)
- fS ‐ フェムトジーメンス (コンダクタンス)
- fWb ‐ フェムトウェーバー (磁束)
- fT ‐ フェムトテスラ (磁束密度)
- fH ‐ フェムトヘンリー (インダクタンス)
- flm ‐ フェムトルーメン (光束)
- flx ‐ フェムトルクス (照度)
- fBq ‐ フェムトベクレル (放射能)
- fGy ‐ フェムトグレイ (吸収線量)
- fSv ‐ フェムトシーベルト (線量当量)
- 併用可能単位
- fL ‐ フェムトリットル (容積)
- ft ‐ フェムトトン
- fB ‐ フェムトベル
- feV ‐ フェムト電子ボルト
- fua ‐ フェムト天文単位
- fa ‐ フェムトアール
- fbar ‐ フェムトバール
- fb ‐ フェムトバーン
- 非SI単位
- ferg ‐ フェムトエルグ (エネルギー)
- fdyn ‐ フェムトダイン (力)
- fP ‐ フェムトポアズ (粘度)
- fSt ‐ フェムトストークス (動粘度)
- fsb ‐ フェムトスチルブ (輝度)
- fph ‐ フェムトフォト (照度)
- fGal ‐ フェムトガル (照度)
- fMx ‐ フェムトマクスウェル (磁束)
- fG ‐ フェムトガウス (磁束密度)
- fOe ‐ フェムトエルステッド (磁界の強さ)
- fcal ‐ フェムトカロリー (熱量)
- fCi ‐ フェムトキュリー (放射能)
- fR ‐ フェムトレントゲン (照射線量)
- frad ‐ フェムトラド (吸収線量)
- frem ‐ フェムトレム (線量当量)
- fγ ‐ フェムトガンマ (磁束密度)
- fJy ‐ フェムトジャンスキー (電磁波束)
- fAh ‐ フェムトアンペアアワー (電荷・電気量)
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