デボン紀
読み:デボンき
外語:Devonian period
地球の地質時代のうち、古生代の一紀。シルル紀に次ぐ時代。
概要
約4億1920万年前から約3億5890万年前までの間とされる。
この頃の地層はイギリス南西部のデボン州地方に見られることから、デボン紀と命名された。
古い時代から順に、次の7期に分けられ、前期・中期・後期で分類される。
- 前期
- ロッコヴィアン (約4億1920万年前〜約4億1080万年前)
- プラギアン (約4億1080万年前〜約4億760万年前)
- エムシアン (約4億760万年前〜約3億9330万年前)
- 中期
- アイフェリアン (約3億9330万年前〜約3億8770万年前)
- ジベティアン (約3億8770万年前〜約3億8270万年前)
- 後期
- フラスニアン (約3億8270万年前〜約3億7220万年前)
- ファメニアン (約3億7220万年前〜約3億5890万年前)
特徴
魚類
デボン紀は生物進化の上で特徴の多い時代である。特に魚類が進化を遂げた時代で、装甲板を付けた魚が繁栄した。
様々な魚類が登場した末、デボン紀後期にはシーラカンス類が出現した。これは今も生き延びており、生きた化石と呼ばれる。
魚類は脊椎を持つ最初の生物であり、後に現われる脊椎動物の祖先となる。
虫
無脊椎動物も繁栄しており、この頃に昆虫や蜘蛛などの「虫」が陸上に上がった。
植物
陸上植物はシダ類のみならず、クックソニアなどのリニア状植物が進出する。
高さはまだ20cm〜30cm程度で小型だった。
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