テトラエン
読み:テトラエン
外語:tetraene
不飽和炭化水素のうち、二重結合を四つ含む炭化水素のこと。つまり、四価の鎖式不飽和炭化水素。
概要
二重結合が一つならアルケンだが、二つのものはジエン、三つならトリエン、四つならテトラエンのように呼び、区別される。アルケンとポリエンの中間とも言える。
大きくは、鎖状と環状とに分けられ、環状はシクロテトラエンともいう。
命名法
アルケンと同様で、語尾が -ene から -tetraene になるだけである。
IUPACの命名法では、語幹に -tetraene を付ける、つまり対応するアルカン(鎖状の飽和炭化水素)の語尾 -ane を -tetraene に変える。二重結合の位置は、最も小さくなるようにして番号を与える。
主要なテトラエン
CnH2n−6のn数ごとに、次の通り。慣用名があるものは慣用名優先。
- n=5 ペンタテトラエン C5H4
- n=6 ヘキサテトラエン C6H6
- n=7 ヘプタテトラエン C7H8
- n=8 オクタテトラエン C8H10
- n=9 ノナテトラエン C9H12
- n=10 デカテトラエン C10H14
- n=11 ウンデカテトラエン C11H16
- n=12 ドデカテトラエン C12H18
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