ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー
読み:ジュリアス-ロバート-オッペンハイマー
外語:Julius Robert Oppenheimer

 アメリカ合衆国ニューヨーク出身の理論物理学者。
 生没1904(明治37)年4月22日〜1967(昭和42)年2月18日。
 日本国広島県に投下された原子爆弾 "Little Boy" の産みの親である。それゆえに "原爆の父" とも言われる。しかし水爆開発に協力しなかったため公職から追放されてしまった。
 天文学では、シュナイダーと共に、質量が大きな星が収縮し限界に達すると他の宇宙から隔離された存在になるという、ブラックホールの理論を発表した。1939(昭和14)年のことである。
 物理学では、イギリスのボルンと共にボルン・オッペンハイマー近似を発表した。また、1932(昭和7)年にカール・デビッド・アンダーソンが宇宙線の中から新粒子を発見した時に、湯川秀樹が予言した中間子であることを指摘した。

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