シャントレギュレーター
読み:シャントレギュレーター
外語:shunt regulator
リニアレギュレーター(DC-DCコンバーター)の回路構成の一種で、直流電源の安定化手法(回路方式)の一つ。
概要
シリーズレギュレーターが、回路と直列に接続したパス・トランジスタの抵抗値を変化させて電圧の安定化を行なうのに対し、これは負荷と並列に接続されたパス・トランジスタを使う。このときのトランジスタを、シャントトランジスタ(短絡トランジスタ)という。
シャントトランジスタを制御して電流を変化させることで、入力電源と直列に接続された抵抗器での電圧降下値を変化させることによって出力電圧を安定化させる。
特徴
無負荷時にも消費電力が大きく、効率が悪いためあまり使われない。ただし、負荷側からの電流流入に対する耐性があるため、それが必要な特殊な用途で使用される。
また、精度が高いことから、リファレンス電圧(基準電圧)作成用途などで使われている。
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