カミオカンデ
読み:カミオカンデ
外語:KAMIOKA-NDE: Kamioka Nucleon Decay Experiment

 岐阜県吉城郡神岡町(現在の岐阜県飛騨市神岡町)の神岡鉱山地下にあった東京大学宇宙線研究所の陽子崩壊実験またはニュートリノ検知実験観測施設。小柴昌俊により建設された。
 現在は別に建築された後継のスーパーカミオカンデが利用され、そしてカミオカンデの跡地は東北大学の建設したカムランド(KamLAND)となっている。

仕様
 巨大な水槽に30トンの純水がたくわえられており、内側には高精度な光センサーである直径50cmの光電子増倍管が1050個取りつけられていた。
 当初のカミオカンデはあくまで陽子崩壊の観測実験のために作られた(これが元々のNDE)が、1987(昭和62)年に偶然、超新星SN 1987A超新星爆発で大量発生したニュートリノを感知したことから、現在のSuperおよび将来のHyperはニュートリノ検出器(現在のNDE)として作られることになった。

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