オパビニア
読み:おぱびにあ
外語:Opabinia
古生代 カンブリア紀に生息していた節足動物。バージェス動物群に属する。
情報
分類
▼はAPG分類法における階層で、従来の階級にないもの。
- ドメイン: 真核生物 Eukaryota
- 界: 動物界 Animalia
- ▼: 真正後生動物亜界 Eumetazoa
- ▼: 左右相称動物 Bilateria
- ▼: 前口動物 Protostomia
- 上門: 脱皮動物上門 Ecdysozoa
- ▼: 汎節足動物 Panarthropoda
- 門: 節足動物門 Arthropoda
- 綱: †Dinocaridida
- 科: †オパビニア科 Opabiniidae
- 属: †オパビニア属 Opabinia
特徴
形態
前に目が5個(前列2個、後列3個)と、ハサミを具えた吻を持つのが特徴である。現生の生物はもとより、当時の生物としても他に類を見ない特徴を有していた。
発見以降は長く奇妙な生物とみなされてきたが、やがてアノマロカリスと近縁とみなされるようになった。オパビニアの特徴的な吻は、アノマロカリスが持つ触手の相同器官と考えられている。
生態
海底の表層に住み、前についたハサミのような吻を使って捕食していたと考えられている。
硬い歯は持っておらず、このため柔らかい動物を捕まえて食べていたと考えられている。
頭部に5個の目を持っていて、これより頭部はほぼ360度の視界があり、獲物を認識できたと考えられている。
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