こうのとり1号機
読み:こうのとり-いちごうき
外語:HTV-1

 こうのとり(HTV)の1号機で、技術実証機。なお「こうのとり」の愛称が付いたのは打ち上げの後であり、当時は「HTV技術実証機」と呼ばれた。JAXAの資料では『「こうのとり」1号機』と書かれている。
目次

情報

基本情報

沿革

特徴

ペイロード(主要積載物)

打ち上げまで
 こうのとり(HTV)はつくば市の筑波宇宙センターで三分割されて大型トレーラーに積載され、種子島に向けて運搬が開始された。各部分は専用のコンテナーに入り、回転灯が付いた先導車などと車列を組んで移動し、振動を与えないように徐行で進んだとされる。
 HTVは種子島に到着後、組み立てられ整備が行なわれた。

ドッキング
 こうのとり(HTV)はISSから10mの位置まで接近し、ISS滞在中の宇宙飛行士がロボットアームを使って把握、その後ロボットアームで移動させISSと結合させた。
 気密性を保ったまま自動航行で接近し、接続する技術を実証したことで、今後の宇宙への輸送や、更に将来の有人宇宙船開発への足掛かりになるものと期待されている。
 最初のHTVには、食品、衣料品などの生活必需品に加え、ISSの日本実験棟に設置される船外実験装置など総計約4.5トンの貨物が搭載されていた。
 積荷を降ろした後は予定通りゴミ捨て場となりISS内の廃棄物を積載、約1ヶ月半後に離脱、大気圏に突入され大部分が燃え尽きた。

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