−5V
読み:マイナス-ごボルト
外語:-5V
電源電圧の一つ。マイナス電源の一つである。交流の場合は公称電圧に±を付けて表現しないので、マイナス電源は通常は直流である。
概要
グランド(GND)レベルに対して、5V電位が低い電源である。
なお、マイナスといっても、電流が逆流しているわけではない。
特徴
アナログ回路ではオペアンプなどがマイナス電源を必要とするが、ディジタル回路ではマイナス電源は殆ど使われない。
使うものがオペアンプ数個程度ならMAX860などプラス電源からマイナス電源を作るICを利用する例が多いようである。またディスコン品も多いが、単電源で動作し内部でマイナス電源を作成するオペアンプも存在する。
近年の電子回路では、マイナス電源の供給に依存することは殆どなく、通信回線への出力等で±が必要な場合でも、単電源で動作するドライバーICがあるため殆ど問題にならない。
現在のパソコンでも、電源装置はマザーボードに対して供給しているが、実際には殆ど使われていない。現在の主流のEPS12V電源やATX12V電源でも、24ピンあるうちの一つのピンから−5Vが供給されている「ことがある」。かつてはISAバスで使われていたため−5Vが供給されていたが、いまは既にないため、ATX 1.3以降は仕様から削除されている。現在市販されている電源装置では供給されていない可能性が高い。
再検索