Apple A5X
読み:アップル-エイファイブ-エックス
外語:Apple A5X
Appleの第3世代iPadで採用されたマイクロプロセッサー。
概要
Appleが、iPad 2の後継機となる新しいiPadのために設計したSoC(System-on Chip)である。CPUのほか、GPUやDRAMがオンダイで搭載されている。Apple製品専用として作られており、チップ単体での販売はされていない。
Xは、Apple A5に比べてグラフィック能力が向上していることを表わす。
第3世代iPadでは画面の画素数が縦横2倍(面積で4倍)になったことから、その分、GPU性能も向上させる必要があったものと思われる。
特徴
採用機種
次の機種で採用されている(順不同)。
仕様
ARMアーキテクチャのCPUに、各種の周辺を組み合わせている。
- CPU ‐ 32ビットARMアーキテクチャー ARMv7-A Cortexアーキテクチャー Cortex-A9プロセッサー デュアルコア 最大1GHz
- GPU ‐ PowerVR SGX 543M4 (4コア) 200MHz (性能はA5の2倍速)
- DRAM ‐ 1GiバイトRAM (サムスン製)
補足
A5XがA6ではなくA5XとしてA5の改良版となったのは、ちょうど発売時期がアーキテクチャーの進化と進化の谷間に入ってしまったためで、改良以外に方法がなかったためである。
CPUのクロック速度は1GHzで、iPad 2のApple A5と同一である。
GPUについては、A5がデュアルコアだったのに対してクアッドコアとなり、約倍速となった。画面面積が4倍になっているが、ピーク性能が4倍必要かというと、必ずしもそうではない。しかし2倍では若干速度が不足する可能性がある。
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