6502
読み:ろくごーまるに
外語:6502

 モステクノロジー(MOS Technology)社の開発した8ビットマイクロプロセッサー
目次

概要
 日本では任天堂のファミリーコンピュータやNECのPCエンジン等で採用された。
 海外では、CommodoreのVIC1001、1977(昭和52)年にApple Computerにより開発されたApple IIにも搭載された。
 仕様は全く違うが、設計コンセプトはMotorolaの開発した6800系に近い。

特徴

レジスター構成
 レジスターは、PC(プログラムカウンター)以外は全て8ビットである。
 プログラムから使えるものは、アキュームレーター(汎用レジスター)Aと、インデックスレジスター(X・Y)の3個しかない。

汎用レジスター
 汎用レジスターはA、1個のみ存在する。
 汎用レジスター1個では何もできないと一見考えそうだが、ここが6502の変わったコンセプトといえる。
 6502はメモリーを256バイト単位で管理する。そのうちメモリーの先頭である0ページ目はAレジスターと様々な計算が出来るように設計されている。つまり、6502は256本のレジスターを余分に持っている、とも言える。

インデックスレジスター
 6502は、専用レジスターも特徴的である。
 インデックスレジスター(X・Y)も8ビットである。
 また6502では事実上、ページ内のアドレッシングが出来れば必要十分なので、スタックポインターも同様に8ビットしかない。スタック領域は常に1ページ目が使用される。

関連プロセッサー
 ファミコンの6502カスタム(RP2A03)は殆ど6502そのままだが、YAMAHAの互換チップSY2002は0ページを裏表で切り換えて使用できるという特徴がある。
 また16ビットに拡張された6502として、65816等がある。このカスタム版がスーパーファミコンで使われている。
 他に互換チップも数種あり、Apple II GSなどで使われている。

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