Banias
読み:バニアス
外語:Banias

 IntelIA-32(x86)モバイル向けプロセッサーのうち、Pentium Mの初代プロセッサーコアの開発コードネームであり、アーキテクチャー名。
 また、同技術を含むCentrinoブランドの通称としても用いられることがある。
目次

特徴

仕様表
項目特徴
マイクロアーキテクチャーP6マイクロアーキテクチャ、Baniasアーキテクチャ(対外的な正式名称なし)
コアのクロック周波数900MHz〜1.7GHz
FSBクロック400MHz
最大バス帯域幅 
1次命令キャッシュ32Kiバイト、コアに統合
1次データキャッシュ32Kiバイト、コアに統合
2次キャッシュ1Miバイト、コアに統合
製造プロセスルール130nm
ダイサイズ 
集積トランジスタ数7,700万個
 主な対応機能に、次のようなものがある。

プラットフォーム

全ラインナップ
 製品は全て、Pentium Mである。動作電圧により3タイプある。プロセッサーナンバーは、ある製品とない製品がある。
 2次キャッシュを半分にした廉価版、Celeron Mのコアも実質同じコアだが、こちらは「Banias-512K」と呼ばれる。

後継
 2次キャッシュを半分の2Miバイトに減らしたコアはBanias-512Kである。
 後継コアは、Pentium Mの第二世代コア、Dothan(ドタン)である。

名前の由来
 Baniasの語源は、地名である。
 現在はイスラエル国の領土となっているゴラン高原にあるヘレニズム様式の都市の名。
 この名はギリシャ神話の半人半獣の神パン(Pan)に由来する。そしてここにIntelの設計グループの拠点があることから、この名が選ばれたらしい。

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