10万ボルト
読み:じゅうまんボルト

 電気ネズミが、「ピカー」とか叫びながら放つ電撃技「10まんボルト」の公称電圧。正確な電圧は定かでは無いが、一応生物が放つ以上、多少の電圧変動はあるだろう。
目次

概要
 10万ボルトはどの程度の威力があるのか、それは永遠なる謎の一つである。
 人間がくらったらどうなるのか、死ぬのか、といった疑問もよく語られている。
 作中では、10万ボルトを度々浴びているロケット団も、時々浴びている?サトシも死んではいない。では現実、生身の人間はどうかというと、これも「死なない」というのが結論である。

特徴

検討課題
 デンキウナギやデンキナマズなど、電気を放つ生物は実在する。一説では、デンキウナギは最高855V、デンキナマズは350Vらしい。
 しかし、実際に問題になるのは、電圧ではなく電流である。
 冬場にパチパチする静電気も数万ボルトを軽く超えているが、感電して死んだという報告は存在しない。それは電流値(アンペア)が小さいからである。
 ロケット団が死なないのも、電流値が小さいためであろう。
 ボルトが高くてもアンペアが低ければ低威力なのである。

電流
 電気を放つということは発電をしていることになるが、その程度に上限は存在する。
 ある電力が上限とすると、電力=電圧×電流であるため、電流=電力÷電圧である。電圧は10万ボルトなので、次の式が成り立つ。
 電流[A]=電力[W]÷10万[V]
 分母が10万もあるので、相当電流値は小さいだろうことが予測される。
 デンキウナギは800V程度を800W程度放てるらしいので、概ね1A程度と見込まれる。また人間の致死量も1Aとされている。
 電気ネズミで1Aとなると、10万W程度にも達するため、かなり無理がある。結論として「10まんボルト」では人は死なないということになる。

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