子午線
読み:しごせん
外語:meridian

 天の北極天の南極、そして観測点の天頂を含む平面が天球と交わってできる円のこと。子午線の通過が南中(正中)の基準となる。経線。
目次

概要
 観測上では、子午線のうち地平線上に現われている部分のみを扱うことが多い。
 また、地球の南北両極を通る大円を地球上の子午線と呼び、各地点ごとに定義される。一般には、その地点と北極、南極の3点を含む半円のみを指すことが多い。
 日本では東経135°を通る子午線が標準となっている。東経135°、北緯35°41′の位置には、子午線塔と呼ばれる塔が建立されている。日本海に面したところにあり、夕陽の眺めが良い。

由来
 古来、日本や支那では北を基準にして東回りに30°おきの方位を設け、順に子/丑/寅/卯/辰/巳/午/未/申/酉/戌/亥の名を与えている。
 子の方向が北点に、午の方向が南点に相当することから、これを結ぶ大円が子午線と呼ばれるようになった。

再検索