天の南極
読み:てんのなんきょく
地球の地軸と天球が交わる点のうちで南側。
概要
地球の南半球からは、天の南極を中心にとして日周運動するように見える。
天の南極は北半球からは見ることができない。
ちょうど天の南極に見える明るい恒星は存在せず、また、天の北極近くの北極星のように、天の南極の至近距離には明るい恒星はないため、いわゆる「南極星」は存在しないといえる。
ただし、一応南極星といえるような天体はあるにはあり、現時点で最も天の南極に近い6等星以内のバイエル天体は、はちぶんぎ座σ星(ポラリス・アウストラリス)である。しかし5.47等級と暗いため、都会からは見ることが不可能である。
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