内燃力発電設備 |
辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW) |
読み:ないねんりょく-はつでんせつび |
品詞:名詞 |
燃料の燃焼により生じる熱エネルギーを内燃機関で運動エネルギー(回転運動)に変換する発電設備。火力発電の一種である。
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概要 |
大きく、次の二種類に分けられる。
ガスタービンエンジンは航空機などで、レシプロエンジンは乗用車などで一般的なエンジンであり、ここで得られる回転運動エネルギーで発電機を回して発電するものが内燃力発電設備である。
10kW未満のものは一般用電気工作物となり、第二種電気工事士が扱える範囲内となる。
特徴 |
方式 |
短時間で起動できるため、インターネットデータセンターや病院など停電が致命的問題を起こす場面での非常用電源として常備されるほか、離島などでの小規模な火力発電として使われる。工事用、あるいは屋台などでよく使われている可搬式発電機などでも見られる。
可搬式など小型のものは燃料にガソリンを使うものが多いが、設備として常備される非常用電源の場合は燃料に軽油(ディーゼル)やA重油などを用いるものが多い。
製品例 |
日本ではその需要に応じて「単相100V発電機」または「三相200V発電機」のいずれかが使われることが多い。
ほかに、停電などが発生し発電所までの経路が当面確保できない時、配電線に直接電力を供給することで周辺家庭への電力を供給することで仮設の発電所となるような高電圧移動電源車といったものもあり、ディーゼルエンジンによって6600Vあるいは3300Vの三相交流を発生させる。
リンク |
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