マイスリー |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・精神薬編 (BPHARM) |
読み:マイスリー |
外語:Myslee |
品詞:商品名 |
酒石酸ゾルピデムを有効成分とするマイナートランキライザー(抗不安薬)。催眠鎮静剤。第三種向精神薬。
超短時間型の睡眠導入剤で、入眠障害に効果がある。
メーカーはアステラス製薬(元・藤沢薬品工業)。2000(平成12)年11月販売開始。
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薬品の特徴 |
ハルシオンよりは効果は弱いが、副作用が弱く、耐性や依存性などが殆ど無いと言われていることからよく使われる薬となった。
催眠鎮静剤としては破格の薬価が特徴。
製品 |
5mg錠は薬品コード1129 009F 1025、識別コード601。薬価は52.20円/1錠。
10mg錠は薬品コード1129 009F 2021、識別コード631。薬価は82.50円/1錠。
効果・効能 |
一般の不眠症。
統合失調症や躁鬱病に伴う不眠への効果は期待できない。
用法・用量 |
成人は、酒石酸ゾルピデムとして1回5mg〜10mgを就寝直前に経口服用する。
年齢・症状に応じて適宜増減する。
成分・添加物 |
規制区分 |
本剤は向精神薬であるため、2002(平成14)年3月18日厚生労働省告示第九十九号により、投与量は一回につき14日分が限度となる。
剤形 |
錠剤は割線入りフィルムコート錠であり、色は淡い橙色である。
マイスリー10表
マイスリー10裏
風味等 |
やや苦い。
名称の由来 |
一説によると、my sleepから。
注意点 |
小児への安全性は確立していない。老人への投与は運動失調を招きやすい。
妊婦・授乳中の婦人へは投与しないことが望ましい。乳汁への移行が確認されている。
副作用など |
躁転しやすいという臨床報告もある。
少し古い添付文書では、次のような重大な副作用が起こりうるとされている。
重大な副作用が発現した場合は直ちに投与を中止すること。
リンク |
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