ヘマトクリット値
読み:ヘマトクリットち
外語:HCT: hematocrit

 血液中に含まれる赤血球の割合。
目次

概要
 赤血球は血液の機能のうち酸素運搬の働きを担う細胞である。
 血中の赤血球が少ないと貧血となるため一定量が必要だが、多すぎ(多血症)ても血液の流れが悪くなり血栓ができるため良くない。一定の範囲内に収まるのが良い。
 成人男性で40.0〜52.0%が正常値で45%程度あればよい。女性はこれより5%少なく、40%程度が適切である。

特徴
 血液検査では、赤血球数と共に、このヘマトクリット値を参考にして貧血のタイプを判断する。
 赤血球が減ればヘモグロビンの量(血色素量)が減り、ヘマトクリットの値も下がる。この三つの値は、密接に関係している。

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