デキストリン |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・食品添加物編 (NSUBNFA) |
読み:デキストリン |
外語:dextrin |
品詞:名詞 |
グルコースがグリコシド結合した物質の総称。日本語では糊精(こせい)という。
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情報 |
概要 |
澱粉を加水分解してグルコース(葡萄糖)を作る際の中間物質の一つ。
澱粉を分解して得られるグルコース重合体のうち、重合度が10以上の混合物をデキストリンという。重合度が2であれば麦芽糖(マルトース)なので、澱粉を葡萄糖まで分解する過程で、デキストリンや麦芽糖が作られることになる。
特徴 |
分解 |
摂取すると、体内でアミラーゼにより葡萄糖(マルトース)に分解され、最終的にはグルコースにまで分解される。
アミラーゼで分解されにくいものは難消化性デキストリンと呼ばれ、整腸効果などが知られる。
製法・用途 |
工業的には、ジャガイモやトウモロコシの澱粉から作られており、酵素あるいは化学的な方法で澱粉を分解して低分子化したものがデキストリンと呼ばれている。
エキスの顆粒化、食品/非食品問わず粉末の固形化などによく使われている。
リンク |
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