唐辛子の辛さの単位。テキサス農業大学の薬理学者ウィルバー・スコヴィル(Wilbur Scoville)氏が考案した。
元々は、辛さを計測する物質に甘い水を加えx倍に希釈したとき、辛さを感じなくなればxスコヴィルとした。
数人の被験者が希釈液を嘗め、希釈1000倍で辛さを感じなくなればそれは1000スコヴィルであり、希釈20000倍でようやく辛さを感じなくなればそれは20000スコヴィルである。
現在はより正確にするため、直接の味覚によらず、カプサイシンの量によってスコヴィル値は定義される。単位がほぼ同じくなるよう再定義された結果、カプサイシン結晶そのもの、つまりスコヴィル値の上限は1600万スコヴィルとされた。
スコヴィル値 | 種類 |
下限 | 上限 |
16,000,000 | カプサイシンそのもの |
1,463,700 | 唐辛子「Trinidad Scorpion Butch T」 |
1,382,118 | 唐辛子「Naga Viper」 |
1,001,304 | インド北東部アッサム地方原産の唐辛子「Bhut Jolokia」(ギネス認定) |
300,000 | 577,000 | レッドサビナ種ハバネロ |
50,000 | 三鷹唐辛子 |
35,000 | カイエンペッパー |
35,000 | タバスコペッパー |
20,000 | セラノペッパー |
2,500 | 5,000 | ハラペーニョ |
3,000 | ポブラノペッパー |
500 | ペペロンチーニペッパー |
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