サルミアッキ
読み:サルミアッキ
外語:salmiakki

 フィンランド共和国を代表する菓子で、フィンランド人が愛食する世界一不味い飴。
目次

概要
 塩化アンモニウムと、リコリスという甘草の一種で味付けされた飴である。
 リコリスを用いた菓子を総じてリコリス菓子というが、他のリコリス菓子と違うのは塩化アンモニウムを用いているところで、塩化アンモニウムによる強烈なアンモニア臭とえぐみ、塩味が特徴である。
 フィンランド人以外が食べると10人中で9人は悶絶するとされるほど、不味い飴であるらしい。

特徴

フィンランド
 フィンランド周辺の北欧では老若男女問わず食べられている、ありふれた飴である。
 甘味料として使われているリコリスは、日本などでは漢方薬として知られ甘味料としての用途は無いが、北欧では人気のフレーバーであるらしい。

酒とサルミアッキ
 フィンランド人は、サルミアッキを細かく砕き、ウォッカなどスピリッツ(蒸留酒)に入れて飲む習慣がある。
 透明だったウォッカがたちどころに真っ黒になり、無味無臭の酒がたちどころにサルミアッキの味と香りに染まり、そして世界一不味い酒となる。しかしフィンランド人にとっては、とても美味しい酒なのであるらしい。

健康など
 リコリスは漢方薬にも使われ、健康には良いらしい。一方で、塩化アンモニウムが健康に良いという話は聞かれない。これは明らかに有毒物である。
 このためか、フィンランドで重大犯罪が発生すると、2ちゃんねるなどでは「サルミアッキの食べ過ぎ」などと言われたりもする。真偽は不明。

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