ガソリン |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質名・火薬編 (NSUBNG) |
読み:ガソリン |
外語:gasoline |
品詞:名詞 |
石油製品の一種。原油を220℃以下で分留したときに得られる油。
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概要 |
炭化水素のうち、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカンなどを含む。
危険物 第四類 第一石油類。
引火点は竏40℃以下、発火点は約300℃。
爆発性が有り、またシンナーと同様に吸えば中毒症状になるので取り扱い注意。
特徴 |
税金 |
現在は、いわゆるガソリン税が掛けられている。
種類については後述するが、ガソリンであっても種類ごとに税金が違う。
このうち、自動車ガソリンの税は、揮発油税と地方道路税の合算である。
国内では高いと不評だが、非産油国の先進国の中では最安である。
種類 |
日本では、ガソリンの品質はJISによって規定されている。
工業ガソリンはJIS規格により、次の5種類に分類されている。
ガソリンとして最も多く消費されているものが、この自動車用ガソリンである。
ガソリンエンジンに用いる燃料で、オクタン価によって次の二種類に分類できる。
自動車用ガソリンには、いわゆるガソリン税(正式には、揮発油税と地方道路税)という税金が課される。
航空機で用いるガソリンである。
基本的には自動車用と何ら変わるところはないが、その使用環境(気温、気圧)が自動車と比較して過酷であるため、沸点の範囲が狭く、オクタン価が高いことが求められている。
航空用のガソリンには「航空機燃料税」という税金が課される。
税額は揮発油税の本則よりは高額だが、揮発油税と違い租税特別措置法(租特法)は適用されていないため、実質自動車用のガソリン税より安い。
有鉛・無鉛 |
添加剤としてアルキル鉛を使用したものを有鉛ガソリン、そうでないものを無鉛ガソリンという。
しかし様々な経緯から日本では有鉛ガソリンは廃止されることになり、現在ガソリンスタンドで市販されているガソリンは全て無鉛ガソリンである。
色 |
ガソリンは元々は無色透明である。
このままでは灯油など他の油と区別できないので、日本では揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則により、揮発油規格として「オレンジ色であること」を義務付けている。
従って、日本で販売されているガソリンは着色料でオレンジ色に染められている。但し、「オレンジ色」以上に明確な規定はないため、石油会社によって色調は異なる。
リンク |
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