たて・ケンタウルス腕
読み:たて-ケンタウルスわん
外語:Scutum-Centaurus Arm
銀河系に確認されている、四本の大きな渦状腕の一つ。たて・みなみじゅうじ腕とも。
概要
地球から見ると、いて・りゅうこつ腕はたて座やケンタウルス座が見える方向の近くに確認されるため、このように呼ばれている。
銀河系は棒渦巻銀河で中心部に棒状構造をもち、その両端から伸びる腕の片方がたて・ケンタウルス腕である。もう片方はペルセウス腕である。
たて・ケンタウルス腕は、「いて・りゅうこつ腕」と「じょうぎ・はくちょう腕」の間にあり、天の北極から銀河系を見て、「じょうぎ・はくちょう腕」より回転方向側に存在する。
特徴
銀河核に近い部分を「たて腕」(Scutum Arm)、遠くなるにつれ「ケンタウルス腕」(Centaurus Arm)と、分けて呼ぶこともある。
このうち銀河核に近い部分(いわゆる「たて腕」付近)は星形成に富んだ領域となっていて、比較的若い恒星が多く集まっている。
前後の渦状腕
(←回転方向) いて・りゅうこつ腕 ‐ たて・ケンタウルス腕 ‐ じょうぎ・はくちょう腕
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