かみのけ座銀河団
読み:かみのけざ-ぎんがだん
外語:Coma Cluster

 かみのけ座方向に存在する銀河団しし座銀河団と共にかみのけ座超銀河団に属する。
目次

概要

基本情報

物理的情報

観測情報

主なカタログ番号

特徴

所属銀河
 主なもの。

観測
 この銀河の中心部には2つの巨大な楕円銀河NGC 4874とNGC 4889が存在する。
 このうちのNGC 4889に太陽の210億倍と目される質量を持った超大質量ブラックホールが確認されており、2011(平成23)年12月現在では観測史上最大の質量を持ったブラックホールの一つとなっている。
 銀河が密集している傾向にあり、また楕円銀河が多い。中心から半径2Mpc以内の全質量は太陽の約1015倍とする説がある。

超暗黒銀河
 すばる望遠鏡で得られた情報から、かみのけ座銀河団中に854個もの「超暗黒銀河」が発見された。
 超暗黒銀河は、星の数は1/1000程度しかないが、大きさは銀河系と同程度という、非常に淡い銀河をいう。光で観測できる物質は1%に満たず、これは宇宙の平均と比較しても極端に低い。
 暗黒銀河中で99%以上を占める暗黒物質の分布も研究されているが、超暗黒銀河は淡いために、これも難易度が高い。

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