震度7
読み:しんどなな
日本の気象庁が定める震度階のうち、最も強い揺れを表わすもの。体感震度の時代には「激震」とも呼ばれた。
概要
制定
戦後間もない1948(昭和23)年6月28日、福井地震(Mj7.1、最大震度6)が発生し、福井市は壊滅した。
翌1949(昭和24)年、気象庁は新たに「震度7」(激震)の震度階を制定した。
これ以降、初めて震度7を記録したのは1995(平成7)年の平成7年兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)で、この翌年に、体感による観測から地震計による観測に切り替わった。以降の震度7は、地震計による観測である。
計測震度
加速度計の記録を元に求められる計測震度6.5以上のすべてを震度7とする。
これを著している時点で震度8は存在しないため、四捨五入して8になる地震が発生したとしても、それは震度7として扱われる。
特徴
震度7の地震は、次のとおりである。
- 平成7年(1995年)兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) 1995(平成7)年1月17日05:46(16日@906) マグニチュード(Mj)7.3、震源 淡路島(北緯34度36分、東経135度02分)
最大震度7、兵庫県神戸市、宝塚市
- 平成16年(2004年)新潟県中越地震 2004(平成16)年10月23日17:56(@413) マグニチュード(Mj)6.8、震源 新潟県中越地方、深さ10km
最大震度7、新潟県北魚沼郡川口町
- 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) 2011(平成23)年3月11日14:46(@281) マグニチュード(Mw)9.0、震源 三陸沖、深さ約24km
最大震度7、宮城県栗原市
- 平成28年(2016年)熊本地震 2016(平成28)年4月14日21:26(@559) マグニチュード(Mj)6.5、震源 熊本県熊本地方、深さ11km
最大震度7、熊本県上益城郡益城町宮園
- 平成30年北海道胆振東部地震 2018(平成30)年9月6日03:07(5日@796) マグニチュード(Mj)6.7、震源 胆振地方中東部、深さ37km
最大震度7、北海道胆振総合振興局管内勇払郡厚真町
- 令和6年能登半島地震 2024(令和6)年1月1日16:10(@340) マグニチュード(Mj)7.6、震源 石川県能登地方、深さごく浅い
最大震度7、石川県羽咋郡志賀町
概ね5から9年ごと程度の頻度で発生するらしい。次は令和10年代中盤か。
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