重力子 |
辞書:科学用語の基礎知識 素粒子・名称編 (NPARTN) |
読み:じゅうりょくし |
外語:graviton |
品詞:名詞 |
重力相互作用(万有引力)に対応するゲージ粒子で、素粒子の一つ。「グラビトン」「グラヴィトン」。
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性質 |
スピン量子数1のボース粒子であり、ボース・アインシュタイン統計に従う。パウリの排他原理は適用されない。
重力子は無質量であるため、何かに吸収などされない限り働き続ける。従って寿命ならびに力の作用範囲は∞である。
特徴 |
基本相互作用のうち、重力相互作用は重力子という素粒子によって媒介されると考えられている。存在することを前提に研究されているが、今のところ見つかっていない。
素粒子間の重力相互作用は極めて弱いため、素粒子実験に於いては無視できる。
しかし、宇宙や星の進化などに於いては極めて重要な役割を持つ。
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