調味料(アミノ酸等)
読み:ちょうみりょう-アミノさんとう
うま味調味料(いわゆる化学調味料)のうち、アミノ酸系調味料に、わずかに核酸系調味料などを混ぜて旨みを増した調味料。
概要
食品衛生法においては、調味料は食品添加物の扱いとなり、また食品添加物は、原材料名として原則として物質名を表示することになっている。
食品衛生法では、調味料はアミノ酸系、核酸系、有機酸系、無機塩系の4種類に分けられている。
市販されている「うま味調味料」は主としてアミノ酸系調味料だが、旨みを増すために核酸系調味料をブレンドしている。この場合に「調味料(アミノ酸等)」となる。
特徴
表示
次のルールにより「調味料(アミノ酸等)」となる。
- 原材料として表示する時は、「調味料」という一括名の後にカッコ書きで調味料の種類を書く
- アミノ酸系調味料だけの場合は「調味料(アミノ酸)」となる
- また、調味料(アミノ酸、核酸、有機酸、無機酸)を二種類以上使う場合は、表示では、使用量や使用目的などから代表的なものを一つ記載し、その他は「等」として記載する
- アミノ酸系調味料を主とする場合は「調味料(アミノ酸等)」となる
味の素など主要なものは、「調味料(アミノ酸等)」となる。
混合調味料
核酸系調味料の代表である、イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムの混合調味料を「リボヌクレオチドナトリウム」という。
グルタミン酸ナトリウムとリボヌクレオチドナトリウムを混合するが、全体量から、次の二種類に分けられる。
- 低核酸系うま味調味料 (リボヌクレオチドナトリウムを1〜2.5%配合)
- 高核酸系うま味調味料 (リボヌクレオチドナトリウムを6〜12%配合)
「リボヌクレオチドナトリウム」として、イノシン酸ナトリウムとグアニル酸ナトリウムの混合物が使われる。
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