積層電池 |
辞書:科学用語の基礎知識 電子部品電池編 (NELECB) |
読み:せきそうでんち |
品詞:名詞 |
高電圧や大電流を得るために、複数の電池を組み合わせて作られた電池。
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概要 |
電池は、直列につなぐと電圧が高くなり、並列につなぐと得られる電流が大きくなる。そこで、積層電池は電池を複数直列または並列にし、それを一つの容器に収めている。
直列または並列にするために一つ一つの電池が小さくなるため、積層電池は容量が小さくなってしまう。
そこで、リチウム電池や酸化銀電池など小さくても容量の大きい電池を組み合わせて容量を実現するものもある。
特徴 |
由来 |
一般向けの積層電池としては、「006P」がよく知られる。
これは、当時最小のラジオ「TR-63 ポケッタブルラジオ」で使用するために開発されたもので、1.5Vのマンガン電池やアルカリ電池が6個直列にして収められている。
ラジオ用として使われることは稀になったが、手軽に高電圧が得られるため、現在でも玩具などでよく使われている。
主なもの |
ある程度使われていることが知られているものは次の通り(順不同、概ね用途分類)。
どれも特殊用途用であり、ゆえに「こんな電池まだ売っているのか」と不安になるようなものしかない。実際、そう遠からず消えそうなものも多い。
リンク |
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