炭素13
読み:たんそ-じゅうさん
外語:13 C
炭素の同位体の一つ。
情報
概要
炭素の安定核種の一つ。恒星の中では、第一世代の恒星が作った炭素12を種に、第二世代の恒星以降がCNOサイクルで作り出す。
ただし、CNOサイクルではその後水素1と融合して窒素14を作ってしまうため、全体に占める量は少ない。
天然には、他に安定核種の炭素12と、放射性同位体の炭素14がある。
生物が作った有機物は炭素13と比べて炭素12の割合が高く、岩石などの痕跡による研究でも、生物の痕跡がある箇所では炭素12の割合が高まることが知られている。
地球外生命体の研究でも、炭素の同位体比は調査の対象である。
特徴
CNOサイクルでは、次のような反応で作られる。
- 12C + 1H → 13N + γ
- 13N → 13C + e+ + νe (β+崩壊、陽子は中性子に変換される)
13Nは、半減期9.965秒でβ+崩壊し、13Cになる。
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