梅毒トレポネーマ抗体
読み:ばいどく-とれぽねーま-こうたい
梅毒血清反応検査の一つで、トレポネーマ抗体を確認する方法。
概要
TP(トレポネーマパリダム; Treponema Pallidum)とは梅毒の病原体、梅毒トレポネーマである。このTPに対する抗体を調べる抗体検査となる。検査法として、TPHA法やFTA-ABS法などがある。
検体検査においては、免疫学的検査のうち「D012 感染症免疫学的検査」に分類されている。検査料は令和4年 医科診療報酬でそれぞれ次の通りである。
- 区分4 (32点)
- 区分6 (53点)
- 梅毒トレポネーマ抗体半定量
- 梅毒トレポネーマ抗体定量
これに、「D026 検体検査判断料」免疫学的検査判断料144点が加算される。
特徴
検査目的
梅毒感染症の判断に用いられる。
過去に梅毒陽性となった患者は以降も抗体価が高値で持続するため、抗体検査である本検査では治療後でも陽性となる。
正常値
基準値は、陰性である。
異常時
梅毒トレポネーマ抗体が陽性となる疾患として、次のようなものがある。
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