凝固膨張 |
辞書:科学用語の基礎知識 化学編 (NCHEM) |
読み:ぎょうこ-ぼうちょう |
品詞:名詞 |
例えば水が冷却され氷になる現象(凝固)を考える。この際、液相から固相への相転移過程で体積膨張を伴うが、この現象を凝固膨張と呼ぶ。水と氷の場合は、凍結膨張や氷結膨張とも呼ばれる。
例えば0℃1気圧の水1[cm3]が凝固すると体積は1.09倍に膨張し1.09[cm3]になる。
実例として、冬期に水道管が冷えて内部の水が凍結し膨張して、水道管が破裂する現象がある。他に車のラジエターなどの水冷装置でも同様で、水が0℃を下まわり凍ってしまうと装置が破損してしまう。ラジエターでは凍結時のために凝固点の低い不凍液(エチレングリコールなど)を使用している。
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