アメリカとヨーロッパの共同による土星探査計画カッシーニに連結された宇宙探査機で、土星の衛星ティタン探査機である。
- 打ち上げ: 1997(平成9)年10月15日17:43:00(JST)(@404)
- ロケット: タイタンIV-ケンタウルスロケット
- 発射台: 米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地
- 打ち上げ時質量: 319.0kg
- 搭乗員: なし(無人)
- 国際標識番号: 1997-061C
- 1997(平成9)年10月15日17:43:00(JST)(@404): 打ち上げ
- 2004(平成16)年12月25日11:00(JST)(@124): 軌道船より分離される
- 2005(平成17)年1月14日18:00(JST)(@416): ティタン大気上層部に到着
- 2005(平成17)年1月14日21:45(JST)(@572)頃: ティタン大気圏に突入
- 2007(平成19)年3月5日: NASA、ホイヘンスの着陸点を、ユベール・キュリアン・メモリアル・ステーションと命名した旨発表
軌道船カッシーニに連結された状態で打ち上げられた。
土星の衛星ティタンへの軟着陸を目的としている。
この探査機名は、衛星ティタンを発見したオランダの天文学者クリスチャン・ホイヘンスに敬意を表して付けられた。
落下中、気温・気圧・密度などを計測し、さらに写真撮影も試みた。
計画では着地速度は25km/h(60km/hBeat)で、故障しなければ表面の観測情報も期待できるとされ、そして無事に成功した。観測データは軌道船で中継され、地球に送信された。
ティタンにはメタンなどの有機物を含む海と、島や半島のような海岸線を持つ陸地の存在、陸地から海岸線に向かって流れる河川のようなものの存在が明らかとなった。この河口付近は、地球のデルタ地形に酷似しているとされている。
着陸した場所は陸地だったが、表面の状況が事前に分からかったことから液体中に落下したかどうかも分かるようになっていて、もし液体中に落下した場合は、その成分も分析可能なように作られたいた。
用語の所属
宇宙探査機
NASA
関連する用語
ティタン
カッシーニ
クリスチャン・ホイヘンス