ジュラルミン |
辞書:科学用語の基礎知識 化学物質編 (NSUB) |
読み:ジュラルミン |
外語:duralumin |
品詞:名詞 |
アルミニウム合金の一つ。アルミニウムに対し、銅を中心とした各種金属を混ぜることで強度を高めた軽合金。
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概要 |
JIS H 4000、JIS H 4040、JIS H 4100、JIS H 4140など各JIS規格では「高力アルミニウム合金」と呼ばれている。
大きく、2000系合金と7000系合金とに分けられる。2000系は主に銅、7000系は主に亜鉛が使われている。
特徴 |
発見 |
綴りのduraluminは、ドイツのD〓ren(デュレン)ではじめて作られたということから付けられた。またdur-(耐性のある、硬い)アルミ、とも解釈可能であるが、両方かけているなら秀逸なネーミングだといえよう。発見者はAlfred Wilmで、1906(明治39)年。
最初に作ったときは軟らかかったので失敗作かと思いきや、あとで叩いてみたら硬かった(時効硬化(age hardening))というエピソードがあるらしい。
用途 |
強度が高いが軽量かつ加工性が良いという優れた特徴を持つため、航空機材や自動車材料、建築資材、ジュラルミンケースなど、様々な分野に利用されている。
超々ジュラルミンは日本で生まれて、零戦にも使われた。
割り合い |
なお、合金を構成するアルミニウム以外の金属の割合は以下の通りである。
リンク |
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