ジクロフェナクナトリウム |
辞書:科学用語の基礎知識 薬学・一般薬編 (BPHARI) |
読み:ジクロフェナクナトリウム |
外語:Diclofenac sodium |
品詞:名詞 |
フェニル酢酸系非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)。シクロオキシゲナーゼ(PGHシンターゼ)阻害剤の一つ。関節痛や筋肉痛に用い、腫れや痛みを和らげる。
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情報 |
基本情報 |
ジクロフェナクナトリウム
誘導体、関連物質の例 |
特徴 |
薬効薬理 |
主要な用途は次のとおり。
関節痛などは主として外用薬、その他は内服用の錠剤が使われる。
作用機序 |
酵素シクロオキシゲナーゼ(COX)の活性を阻害し、炎症を引き起こすプロスタグランジン(PG)の生合成を抑制する作用がある。
この薬品は抗炎症作用によって炎症を鎮め、延いては腫れや痛みを和らげることができるが、病気の原因そのものを治すことはできない。あくまでも症状を和らげるための対症療法薬である。
用法、用量 |
軟膏などは、適量を一日数回患部に塗布する。
鎮痛、消炎での内服時は、成人で1日75mg〜100mgを3回に分割経口服用する。
急性上気道炎の解熱、鎮痛での内服時は、成人で1回25mg〜50mgを頓用する。原則として1日に2回まで、1日最大100mgを限度とする。
年齢・症状に応じて適宜増減する。
副作用など |
承認までの調査。
その他、頻度不明の重大な副作用が生じた場合は投与を中止し、適切な処置を行なうこと。
規制区分 |
軟膏、ローションはかつて「指定医薬品」だったが、規制廃止のため、特段の規制区分がなくなった。
製品例 |
以下、ゾロ(模倣薬)。座薬が多いが、点眼薬もある。
リンク |
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