エチレングリコール
読み:エチレングリコール
外語:ethylene glycol
2価
アルコール
の一種。自動車の不凍液、合成繊維の原料、溶媒などとして広く用いられている。
目次
基本情報
基本情報
誘導体、関連物質の例
性質
用途・製法等
毒性
特徴
安全性
適用法令
危険性
有害性
環境影響
基本情報
基本情報
構造式: HOCH
2
CH
2
OH
分子量
: 62.07
比重
: 1.1(水=1) (ICSC)
融点
: -13℃(ICSC)
沸点
: 198℃(ICSC)
CAS番号
: 107-21-1
ICSC番号: 0270
官報公示整理番号(化審法番号): 2-230
化学名: Ethane-1,2-diol
外観:
無色透明
の液体
溶解性:
水
に任意溶解(混和)
誘導体、関連物質の例
ポリエチレンテレフタラート(
PET
)
ポリエチレングリコール
(PEG)
性質
用途・製法等
自動車の不凍液、合成繊維の原料、溶媒などとして広く用いられている。
水溶液
はpH6〜7。
テレフタル酸と重合させ、
ポリエステル
の一つ
PET
を製造する。
毒性
エチレングリコールは甘い味がある。動物が容器をかじって穴を開けた場合、漏れ出したエチレングリコールを舐めてしまう可能性があり、動物が中毒を起こす危険性がある。
また、ワインへのジエチレングリコール混入事件なども存在する。ワインに加えると、安い2級ワインが高級な1級の味へと変わるためである。しかし有毒であるので、世界的な問題になった。
特徴
安全性
適用法令
労働安全衛生法 (労働安全衛生法施行令)
別表第九 名称等を通知すべき危険物及び有害物
消防法(危険物の規制に関する政令)
危険物 第四類(引火性液体) 第三石油類(指定数量4,000L)
海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律 (同 施行令)
Y類物質
化学物質管理促進法(PRTR法)
第1種指定化学物質
危険性
引火点: 111℃(密閉式)、120℃(クリーブランド開放式)(MSDS)
発火点: 398℃
爆発限界: 3.2〜15.3vol%(空気中)
有害性
刺激
腐食性: (該当資料なし)
刺激性: 眼、気道を刺激する
感作性
: (該当資料なし)
毒性
急性毒性
: (該当資料なし)
慢性毒性
: (該当資料なし)
がん原性: (該当資料なし)
変異原性
: (該当資料なし)
生殖毒性: (該当資料なし)
催畸形性
: (該当資料なし)
神経毒性: (該当資料なし)
腎不全や、
中枢神経
系を障害し眼の動きの異常(眼振)、脳損傷などを招く恐れがある。
環境影響
分解性: 生分解性良好
蓄積性: (該当資料なし)
魚毒性: (該当資料なし)
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